青森県にしかない木、青森ひばをペレットにしてみました。
普段作っているペレットは、青森県産材の杉を原料にしているのですが、せっかく青森には青森ひばがあるんだから。と、作ってみました。
杉と同じように、青森ひばを集めてきて作る...というわけにはいかず、そもそもペレットを作るだけの青森ひばが手に入らない状況です。
今となっては、特別な場所でしか目にすることのない青森ひば丸太。その端材を何ヶ月もかけて集め、やっと製造作業開始です。
実際に作業をしてみると、杉と全く違う木であることを思い知らされますが、次回からはもうちょっとスムーズにできそうです。
木質ペレットを製造するときに「乾燥」という工程があります。木材に含まれている水分が排気される時、一緒に青森ひばの香りがあたり一面に広がります。
青森ひばには、ヒノキチオールと呼ばれる成分が含まれていて、この成分が抗菌作用(殺菌とは違います)があるとされています。
ヒノキチオールという名前ですが、日本のヒノキ(檜、桧)には含まれていないようです。
この成分が発見されたのは、台湾ヒノキだったことからこういう名前になったとのこと。
だから、ヒノキチオールが含まれている日本の木は青森ひばだけ。というわけです。
今、どういう使い方ができるのが、いろいろな人にサンプル提供していますので、近々、商品としてお披露目できる日が来るかもしれません。
それまでのお楽しみですね(^ ^)